【冬の季語】忘年

【冬の季語=仲冬(12月)】忘年

【ミニ解説】

もともとは「歳(年)忘れ」といった風習が、近代に入って「忘年会」となった。

「忘年」というと、宴会などを暗示する「会」という言葉が入っていないぶん、「年忘れ」と「忘年会」の中間的なニュアンスになる。


【忘年(上五)】
忘年や身ほとりのものすべて塵 桂信子
忘年の山河はまざと鶴翔たず 齋藤玄

【忘年(中七)】
田にひとつ燃え忘年の捨焚火 森澄雄
身ほとりや濃き忘年の墓煙 飯島晴子

【忘年(下五)】


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