【春の季語=晩春(5月)】メーデー
メーデー(英: May Day)は、5月1日に世界各地で行われる労働者の祭典。労働者が権利を要求するために行進や集会などを行い、団結の威力を示す。5月の行事だが、季語としては立夏前なので「春」に分類される。
【メーデー(上五)】
メーデーの手錠やおのれにも冷たし 榎本冬一郎
メーデーの昂りのまま居酒屋へ 杉良介
メーデーへ全開の天風おくる 辻田克巳
メーデー歌いつより指輪にときめかず 福田洽子
【メーデー(中七)】
故旧忘れ得べきやメーデーあとの薄日焼 古沢太穂
制帽を正すメーデーの敵視あつめ 榎本冬一郎
磯に遊べリメーデーくずれの若者たち 草間時彦
【メーデー(下五)】
ガスタンクが夜の目標メーデー来る 金子兜太
廚窓開けて一人のメーデー歌 一ノ木文子
【自由律】
木の芽、巡査がかこんでいるこれがメーデーの集團とおもえ 橋本夢道
【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】