ハイクノミカタ月野ぽぽな

  1. とび・からす息合わせ鳴く小六月 城取信平【季語=小六月(冬)】

    とび・からす息合わせ鳴く小六月城取信平〈小六月(ころくがつ)〉は、新暦の10月下旬から12月上旬にあたる、旧暦10月の異称。立冬をすぎてもすぐには厳しい寒さは訪れず、雨風が少なく、春を思わせる暖かい…

  2. 木の中に入れば木の陰秋惜しむ 大西朋【季語=秋惜しむ(秋)】

    木の中に入れば木の陰秋惜しむ大西朋〈秋惜しむ〉とは、過ぎ去…

  3. 真っ白な番の蝶よ秋草に 木村丹乙【季語=秋草(秋)】

    真っ白な番つがいの蝶よ秋草に木村丹乙〈蝶〉は春の…

  4. おなじ長さの過去と未来よ星月夜 中村加津彦【季語=星月夜 (秋)】

    おなじ長さの過去と未来よ星月夜中村加津彦〈おなじ長さの過去…

  5. 一番に押す停車釦天の川 こしのゆみこ【季語=天の川 (秋)】

    一番に押す停車釦天の川こしのゆみこ乗車のバスは進行中。そろ…

  6. つゆくさをちりばめここにねむりなさい 冬野虹【季語=露草 (秋)】

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  5. 雪折を振り返ることしかできず 瀬間陽子【季語=雪折(冬)】 

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