ハイクノミカタ月野ぽぽな

  1. 麻服の鎖骨つめたし摩天楼 岩永佐保【季語=麻服(夏)】

    麻服の鎖骨つめたし摩天楼()岩永佐保〈摩天楼〉は、英語のskyscraper(sky/空・天、scrape/こする、er/もの)、スカイスクレーパーの訳語で高層建築物、超高層ビルのことをいう。「摩」…

  2. 水を飲む風鈴ふたつみつつ鳴る 今井肖子【季語=風鈴(夏)】

    水を飲む風鈴ふたつみつつ鳴る()今井肖子〈風鈴〉は、蒸し暑…

  3. みすずかる信濃は大き蛍籠 伊藤伊那男【季語=蛍籠(夏)】

    みすずかる信濃は大き蛍籠()伊藤伊那男蛍は夏の風物詩。求愛…

  4. 大空に自由謳歌す大花火 浅井聖子【季語=大花火(夏)】

    大空に自由謳歌す大花火()浅井聖子先週の日曜日、そして今週…

  5. ぼんやりと夏至を過せり脹脛 佐藤鬼房【季語=夏至(夏)】

    ぼんやりと夏至を過せり脹脛(ふくらはぎ)佐藤鬼房〈夏至〉を…

  6. こすれあく蓋もガラスの梅雨曇 上田信治【季語=梅雨曇(夏)】

  7. 吊皮のしづかな拳梅雨に入る 村上鞆彦【季語=梅雨に入る(夏)】

  8. 遠くより風来て夏の海となる 飯田龍太【季語=夏の海(夏)】

  9. 指入れてそろりと海の霧を巻く 野崎憲子【季語=海霧(夏)】

  10. わが影を泉へおとし掬ひけり 木本隆行【季語=泉(夏)】

  11. ゆく船に乗る金魚鉢その金魚 島田牙城【季語=金魚(夏)】

  12. 武具飾る海をへだてて離れ住み 加藤耕子【季語=武具飾る(夏)】

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  5. 淋しさに鹿も起ちたる馬酔木かな      山本梅史【季語=鹿(秋)】

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  3. 仰向けに冬川流れ無一文 成田千空【季語=冬川(冬)】
  4. あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 石田波郷【季語=春の雷(春)】
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