ハイクノミカタ阪西敦子
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梅の径用ありげなる人も行く 今井つる女【季語=梅 (春)】
梅の径用ありげなる人も行く今井つる女(いまいつるじょ)()()()()()()()))ずいぶん暖かくなったと思ったら、地震があって、また寒くなったりして。それでも、時間は刻々進んで、新しい大河ドラマ…
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来よ来よと梅の月ヶ瀬より電話 田畑美穂女【季語=梅 (春)】
来よ来よと梅の月ヶ瀬より電話田畑美穂女(たばたみほじょ)()()()()(…
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梅ほつほつ人ごゑ遠きところより 深川正一郎【季語=梅 (春)】
梅ほつほつ人ごゑ遠きところより深川正一郎(ふかがわしょういちろう)()()…
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藷たべてゐる子に何が好きかと問ふ 京極杞陽【季語=藷 (秋)】
藷たべてゐる子に何が好きかと問ふ京極杞陽(きょうごくきよう)()()()(…
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酒庫口のはき替え草履寒造 西山泊雲【季語=寒造 (冬)】
酒庫(くら)口のはき替え草履寒造西山泊雲(にしやまはくうん)()()()(…
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ラグビーのジヤケツの色の敵味方 福井圭児【季語=ラグビー(冬)】
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酒醸す色とは白や米その他 中井余花朗
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去年今年貫く棒の如きもの 高浜虚子【季語=去年今年(冬)】
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この出遭ひこそクリスマスプレゼント 稲畑汀子【季語=クリスマス(冬)】
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蔓の先出てゐてまろし雪むぐら 野村泊月【季語=雪むぐら(冬)】
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おでん屋の酒のよしあし言ひたもな 山口誓子【季語=おでん(冬)】
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ストーブに判をもらひに来て待てる 粟津松彩子【季語=ストーブ(冬)】