冬の季語

【冬の季語】凍る

【冬の季語=三冬(11月〜1月)】凍る

【ミニ解説】

寒くなって水が凍ること。「氷る」という漢字を当てることもある。

「地始凍」(ちはじめてこおる)は、七十二候のひとつで、11/12~11/16ごろ。

「凍つ」(凍てる)もまた冬の季語。


【凍る(上五)】
氷る夜の文殊に燭をたてまつる 川端茅舎
凍る夜の大姿見は灯を映す 一力五郎

【凍る(中七)】
徒に凍る硯の水悲し 寺田寅彦
上流や凍るは岩を押すかたち ふけとしこ

【凍る(下五)】
易水に鳥の屍またぐ凍りをり 能村登四郎
流れたき形に水の凍りけり 髙田正子
球体関節人形可動範囲無限や海氷る 川上弘美


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