
【夏の季語=晩夏(7月)】胡瓜
夏のはじまりに黄色い花を咲かせ(=「胡瓜の花」)、暑くなるころに実を太らせる。みずみずしく、おいしい。揉んで漬物にしたりするし(=「胡瓜揉む」)、そのままサラダでも。歴史的仮名遣いは「きうり」。和名キュウリの呼称は、実が熟すと黄色くなり、古く日本では黄色くなったものを食用にしていたといわれ、黄色いウリを意味する「黄瓜」(きうり)が語源とする説が有力とされる。漢字は現代中国語でも用いられる(胡瓜=こか、ホゥクワ)。「胡」という字は中国から見た西方諸民族を意味する。

【胡瓜(上五)】
キューリ切り母の御紋を思い出す 三宅やよい
【胡瓜(中七)】
さざなみの昼の胡瓜のスープかな 彌榮浩樹
【胡瓜(下五)】
傘さしてやや屋根裏となるキューリ あざ蓉子