【夏の季語】参鶏湯(蔘鷄湯)


【夏の季語=晩夏(7月)】参鶏湯(蔘鷄湯)

サムゲタン。鶏肉の中に高麗人参、もち米、松の実などを詰めて煮込んだ朝鮮の料理。「三伏」の日に暑さに負けぬよう食する滋養食。朝鮮では夏の季語とされるが、日本ではそれほど季節と結びついていないため、季語として用いられることは少ない。


昭和5年(1930年)刊行の『日本地理風俗大系・十六巻』(新光社)の202頁には 「夏の三カ月間、人参と糯米の少しばかりを雌鶏の腹腔中にうずめて、その姿のまま煎じ出した液を鶏参湯(けいじんとう)と称し、一碗ずつ飲用すれば、滋強に効あり万病に冒されずとなし、富者はこれを摂用する」とあるが、当時の朝鮮の富裕層の食べ物であったが、1960年代以降の韓国で普及することになった。これ以降、参鶏湯は「三伏に食べる料理」として夏の料理を代表する地位を築いている。


【参鶏湯(上五)】
参鶏湯沸々「鉄の処女」ひらく 金原まさ子
蔘鷄湯おもてに顔出す鶏の脚  川合鉢

【参鶏湯(中七)】

【参鶏湯(下五)】


【ほかの季語と】
温突や参鶏湯食む扶余の夜 朱月英


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