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「野崎海芋のたべる歳時記」ほたるいかの酢味噌和え

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ほたるいかの酢味噌和え

Calmars lucioles au miso-vinaigrette


久しぶりに電車で出かけたら、駅に制服の学生さんたちがいっぱいでした。胸にコサージュをつけたり、小さな花束を手にしていたり。卒業式帰りなのですね。

いろいろなことが例年とは違った形になっているのでしょうが、それでもやはり、清々しく希望にあふれた姿に見えました。いつもの駅の地下通路もなんだか華やいでいたようです。

駅ビルでボイルのほたるいかをたっぷり買って帰ってきたので、目玉を取って、半分は酢味噌和えでいただきました。わかめと菜の花も添えて。

もう半分は、酒と醤油を合わせて、沖漬け風にしておきます。

卒業のひとり横向く写真かな  大橋櫻坡子

季語【卒業】【螢烏賊】【若布】【菜の花】

*本記事は野崎海芋さんのInstagram( @kaiunozaki )より、ご本人の許可を得て、転載させていただいております。本家インスタもぜひご覧ください。


【執筆者プロフィール】
野崎 海芋(のざき・かいう)
フランス家庭料理教室を主宰。 「澤」俳句会同人、小澤實に師事。平成20年澤新人賞受賞。平成29年第一句集『浮上』上梓。俳人協会会員。



【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】

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