「馬酔木」
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秋草のはかなかるべき名を知らず 相生垣瓜人【季語=秋草(秋)】
秋草のはかなかるべき名を知らず)相生垣瓜人 BSで放送中の「岸辺のアルバム」(1977年/山田太一原作・脚本)が面白い。突然かかってきた電話の主の男性に会いに行く主婦とその家族。現代でも信じられない…
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告げざる愛地にこぼしつつ泉汲む 恩田侑布子【季語=泳ぐ(夏)】
告げざる愛地にこぼしつつ泉汲む恩田侑布子(『夢洗ひ』) 想…
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利根川のふるきみなとの蓮かな 水原秋櫻子【季語=蓮(夏)】
利根川のふるきみなとの蓮かな水原秋櫻子(『葛飾』)もともと…
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愛されずして沖遠く泳ぐなり 藤田湘子【季語=泳ぐ(夏)】
愛されずして沖遠く泳ぐなり藤田湘子(『途上』) 一緒に泳ぎ…
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香水の一滴づつにかくも減る 山口波津女【季語=香水(夏)】
香水の一滴づつにかくも減る)山口波津女 7年前の夏、京都に…
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美校生として征く額の花咲きぬ 加倉井秋を【季語=額の花(夏)】
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梅雨の日の烈しくさせば罌粟は燃ゆ 篠田悌二郎【季語=梅雨・罌粟(夏)】
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新綠を描くみどりをまぜてゐる 加倉井秋を【季語=新綠(夏)】
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葉桜の夜へ手を出すための窓 加倉井秋を【季語=葉桜(夏)】
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桐咲ける景色にいつも沼を感ず 加倉井秋を【季語=桐の花(夏)】
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田螺容れるほどに洗面器が古りし 加倉井秋を【季語=田螺(春)】
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俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第41回】 赤城山と水原秋櫻子