「鷹」
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丹田に力を入れて浮いて来い 飯島晴子【季語=浮いて来い(夏)】
丹田に力を入れて浮いて来い)飯島晴子)平成十二年の作。晴子は七九歳。遺句集『平日』の最後の句。丹田の句は、無茶苦茶な句だ。「浮いて来い」は、そもそも水にふらふら浮いているもの。それに…
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十薬の蕊高くわが荒野なり 飯島晴子【季語=十薬(夏)】
十薬の蕊高くわが荒野なり)飯島晴子)平成三年の作。晴子は七…
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螢とび疑ひぶかき親の箸 飯島晴子【季語=蛍(夏)】
螢とび疑ひぶかき親の箸)飯島晴子) 昭和45年の作。晴子は…
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襖しめて空蟬を吹きくらすかな 飯島晴子【季語=空蟬(夏)】
襖しめて空蟬を吹きくらすかな)飯島晴子) 昭和四九年の作。…
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【結社推薦句】コンゲツノハイク【2022年6月分】
セクト・ポクリットでは2021年1月より、「コンゲツノハイク」をはじめました。前月…
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でで虫の繰り出す肉に後れをとる 飯島晴子【季語=でで虫(夏)】
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中年の恋のだんだら日覆かな 星野石雀【季語=日覆(夏)】
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【結社推薦句】コンゲツノハイク【2022年5月分】
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鶯や米原の町濡れやすく 加藤喜代子【季語=鶯(春)】
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田に人のゐるやすらぎに春の雲 宇佐美魚目【季語=春の雲(春)】
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あつ雉子あつ人だちふ目が合うて 西野文代【季語=雉子(春)】
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大利根にほどけそめたる春の雲 安東次男【季語=春の雲(春)】