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昼ごろより時の感じ既に無くなりて樹立のなかに歩みをとどむ 佐藤佐太郎
昼ごろより時の感じ既に無くなりて樹立のなかに歩みをとどむ佐藤佐太郎「時の感じ」というのが良い。舌足らずというより、言い表したくとも言葉としていまいち何といっていいか迷う感覚を、ぐっと掴み出してきたよ…
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秋天に雲一つなき仮病の日 澤田和弥【季語=秋天(秋)】
秋天に雲一つなき仮病の日澤田和弥ミステリー小説が好きだ。今…
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刈草高く積み軍艦が見えなくなる 鴻巣又四郎【季語=草刈(夏)】
刈草高く積み軍艦が見えなくなる鴻巣又四郎我が家では草刈のま…
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せんそうのもうもどれない蟬の穴 豊里友行【季語=父の日(夏)】
せんそうのもうもどれない蟬の穴豊里友行窓を開けておくと当然…
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花言葉なき一生を水中花 杉阪大和【季語=水中花(夏)】
花言葉なき一生を水中花 杉阪大和「水中花」というと、どうし…