【秋の季語】朝顔/牽牛花 蕣

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【秋の季語=初秋(8月)】朝顔/牽牛花 

【解説】むかしむかし、中国のお百姓さんが、朝顔の種を飲んで病気が治ったので、飼っている水牛と朝顔のある田んぼにお礼を言いに行ったことから、「牽牛花」と呼ばれるようになったとか。遣唐使が種(「牽牛子=けんごし」)を日本に持ち帰り、鎌倉時代以後、観賞用に栽培されるようになりました。

江戸時代には、七夕の頃に咲くこともあって、朝顔は縁起物に(彦星は「牽牛星」とも呼ばれていました)。そんなわけで、江戸時代から初秋の季題として親しまれてきたというわけです。

朝顔は短日植物といって、夜(暗闇)が9時間にならなければ、咲きません。右巻きにねじれている蕾が、ほどけるようにして漏斗状の花が咲きます。花が開く時刻は季節によって異なりますが、夜明け前に開いていることが多いようです。

【関連季語】朝顔蒔く(春)、朝顔市(夏)、七夕、天の川、朝顔の実、朝顔の種など。

【朝顔】
あさがほのおもひつめたる花の数   松村蒼石
あさがほの大地になじむ花の瑠璃   飯田蛇笏
朝顔やなべて情はいとはしき     竹久夢二
朝顔やパパとよばれて眼をさます   竹久夢二
朝顔の咲き放題にいつも留守     石橋秀野
死なない老人朝顔のうごき咲     八田木枯
朝顔の百花咲かせて驕らざる     鷹羽狩行
朝顔のひらく殺気やオルガノン    小津夜景
朝顔の数なんとなく増えてゐる    相沢文子
洗顔のあと朝顔の紺眩し       神野紗希

【牽牛花】
糠雨や日々をこぶりに牽牛花     朝妻 力

【その他】
朝顔の地を這つて咲く敗戦日     鈴木真砂女
朝顔のべたべた咲ける九月かな    長谷川かな女

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