【冬の季語＝仲冬（12月）】忘年
【ミニ解説】
もともとは「歳（年）忘れ」といった風習が、近代に入って「忘年会」となった。
「忘年」というと、宴会などを暗示する「会」という言葉が入っていないぶん、「年忘れ」と「忘年会」の中間的なニュアンスになる。
【忘年（上五）】
忘年や身ほとりのものすべて塵 桂信子
忘年の山河はまざと鶴翔たず 齋藤玄
【忘年（中七）】
田にひとつ燃え忘年の捨焚火 森澄雄
身ほとりや濃き忘年の墓煙 飯島晴子
【忘年（下五）】
冬の季語
【冬の季語】忘年
- ホーム
- 【毎日更新!!】ハイクノミカタ
- 季語・歳時記
- 連載・よみもの
- 青木亮人の「趣味と写真と、ときどき俳句と」【エッセイ】
- コンゲツノハイク【各誌の推薦句】
- 歳時記のトリセツ
- もしあの俳人が歌人だったら
- 広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅
- 服部崇の「新しい短歌をさがして」
- 笠原小百合の「競馬的名句アルバム」
- 久留島元のオバケハイク
- 俳句の本たち
- シゴハイ【仕事×俳句】
- けふの難読俳句
- 倉田有希の「写真と俳句チャレンジ」
- 俳人のホンダナ！
- 野崎海芋の「たべる歳時記」【料理＋俳句】
- 旅する俳句、旅する俳人【タビハイ】
- 加島正浩「震災俳句を読み直す」
- ハイシノミカタ【俳誌を解剖する】
- 神保町に銀漢亭があったころ
- 谷岡健彦の「秋櫻子の足あと」
- 井上泰至の「漢字という親を棄てられない私たち」
- 音声配信
- ご支援のお願い
