1. 折々己れにおどろく噴水時の中 中村草田男【季語=噴水(夏)】

    折々己れにおどろく噴水時の中)中村草田男 草田男は第8句集『時機(とき)』に収録された昭和37年の作品以降、句集として作品を発表し、世に問うことはなかった。むしろ、草田男はそもそも句集刊行というもの…

  2. 冬深し柱の中の波の音 長谷川櫂【季語=冬深し(冬)】

    冬深し柱の中の波の音長谷川櫂(『古志』)初めて読んだのがい…

  3. 義士の日や途方に暮れて人の中 日原傳【季語=義士の日(冬)】

    義士の日や途方に暮れて人の中)日原傳今から9年前、「狩」俳…

  4. ほほゑみに肖てはるかなれ霜月の火事の中なるピアノ一臺 塚本邦雄

    ほほゑみに肖てはるかなれ霜月の火事の中なるピアノ一臺塚本邦雄…

  5. 男色や鏡の中は鱶の海 男波弘志【季語=鱶(冬)】

    男色や鏡の中は鱶(ふか)の海男波弘志(『阿字』) 男色とは…

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