1. 菊食うて夜といふなめらかな川 飯田晴【季語=菊(秋)】

    菊食うて夜といふなめらかな川飯田晴先週、句集の手触りの話をしたけれど、もちろんどの句集にも手触りはあります。もっと踏み込むと、読み心地ともいえるかもしれません。編年体か、作者の思い入れのある…

  2. 中年や遠くみのれる夜の桃 西東三鬼【季語=桃(秋)】

    中年や遠くみのれる夜の桃西東三鬼(『夜の桃』) 10代、2…

  3. 菜の花月夜ですよネコが死ぬ夜ですよ 金原まさ子【季語=菜の花(春)】 

    菜の花月夜ですよネコが死ぬ夜ですよ)金原まさ子娘が生まれて…

  4. 灯を消せば部屋無辺なり夜の雪 小川軽舟【季語=雪(冬)】

    灯を消せば部屋無辺なり夜の雪小川軽舟(「俳句四季」2019年1月号)…

  5. 後の月瑞穂の国の夜なりけり 村上鬼城【季語=後の月(秋)】

    後の月瑞穂の国の夜なりけり)村上鬼城今年の後の月は10月8…

  6. 麦からを焼く火にひたと夜は来ぬ 長谷川素逝【季語=麦からを焼く?】

  7. 葉桜の夜へ手を出すための窓 加倉井秋を【季語=葉桜(夏)】

  8. 夜着いて花の噂やさくら餅 關 圭草【季語=桜餅(春)】

  9. 沈丁や夜でなければ逢へぬひと 五所平之助【季語=沈丁(春)】

  10. 春雪の一日が長し夜に逢ふ 山田弘子【季語=春雪(春)】

  11. 女に捨てられたうす雪の夜の街燈 尾崎放哉【季語=雪(冬)】

  12. 指は一粒回してはづす夜の葡萄 上田信治【季語=葡萄(秋)】

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