「紫薇」

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    寒いねと彼は煙草に火を点ける正木ゆう子(『水晶体』) 人は沈黙を恐れる。知り合いの誰かと電車を待っている時やエレベーターで二人きりになった時など。何でも良いから言葉を発しなければならないのに浮かばな…

  2. 命より一日大事冬日和 正木ゆう子【季語=冬日和(冬)】

    命より一日大事冬日和正木ゆう子 俳号は[i]の音を入れよう…

  3. 雪の速さで降りてゆくエレベーター 正木ゆう子【季語=雪(冬)】

    雪の速さで降りてゆくエレベーター正木ゆう子  エレベーター…

  4. もう逢わぬ距りは花野にも似て 澁谷道【季語=花野(秋)】

    もう逢わぬ距(へだた)りは花野にも似て澁谷道(『縷紅集』)…

  5. やがてわが真中を通る雪解川 正木ゆう子【季語=雪解川(春)】

    やがてわが真中を通る雪解川正木ゆう子句の細部に目が留まる前…

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