「諷詠」
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針供養といふことをしてそと遊ぶ 後藤夜半【季語=針供養(春)】
針供養といふことをしてそと遊ぶ後藤夜半 外出するときにその理由を言い出しづらい時がある。若かりしころは、彼女と出かける、今であれば、パチンコに行く、馬券を買いに行く、いっぱい飲みに行く、そんなときに…
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数へ日の残り日二日のみとなる 右城暮石【季語=数へ日(冬)】
数へ日の残り日二日のみとなる右城暮石今週の句の季語は「数へ…
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風邪を引くいのちありしと思ふかな 後藤夜半【季語=風邪(冬)】
風邪を引くいのちありしと思ふかな後藤夜半 〽…
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鳴きし亀誰も聞いてはをらざりし 後藤比奈夫【季語=亀鳴く(春)】
鳴きし亀誰も聞いてはをらざりし)後藤比奈夫浪人時代、論文模…
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しんじつを籠めてくれなゐ真弓の実 後藤比奈夫【季語=真弓の実(秋)】
しんじつを籠めてくれなゐ真弓の実後藤比奈夫(『初心』) 女…
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からたちの花のほそみち金魚売 後藤夜半【季語=金魚売(夏)】
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又の名のゆうれい草と遊びけり 後藤夜半【季語=ゆうれい草(夏)】
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水遊とはだんだんに濡れること 後藤比奈夫【季語=水遊(夏)】
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紙魚の跡たどりて紙魚に逢はんとす 後藤夜半【季語=紙魚(夏)】
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鶴の来るために大空あけて待つ 後藤比奈夫【季語=鶴来る(秋)】
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フラミンゴ同士暑がつてはをらず 後藤比奈夫【季語=暑し(夏)】
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父の日の父に甘えに来たらしき 後藤比奈夫【季語=父の日(夏)】