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  1. なにはともあれの末枯眺めをり 飯島晴子【季語=末枯(秋)】

    なにはともあれの末枯眺めをり)飯島晴子 葉の先の方が枯れ細って、見るにも焦点を合わせきれないような感じ、それが「眺めをり」なのだろう。掲句で特徴的なのは「なにはともあれ」である。このような言葉を句に…

  2. よし切りや水車はゆるく廻りをり 高浜虚子【季語=葭切(夏)】

    よし切りや水車はゆるく廻りをり高浜虚子 先週の続きで信州へ…

  3. 鳴きし亀誰も聞いてはをらざりし 後藤比奈夫【季語=亀鳴く(春)】

    鳴きし亀誰も聞いてはをらざりし)後藤比奈夫浪人時代、論文模…

  4. バー温し年豆妻が撒きをらむ 河野閑子【季語=年豆(冬)】

    バー温し年豆妻が撒きをらむ河野閑子 今日は、2月3日金曜日…

  5. 舌荒れてをり猟銃に油差す 小澤實【季語=猟銃(冬)】

    舌荒れてをり猟銃に油差す)小澤實https://www.…

  6. 待ち人の来ず赤い羽根吹かれをり 涼野海音【季語=赤い羽根(秋)】

  7. 笠原小百合の「競馬的名句アルバム」【第4回】2010年/2011年エリザベス女王杯

  8. 運動会静かな廊下歩きをり 岡田由季【季語=運動会(秋)】

  9. 黒き魚ひそみをりとふこの井戸のつめたき水を夏は汲むかも 高野公彦

  10. イエスほど痩せてはをらず薬喰 亀田虎童子【季語=薬喰(冬)】

  11. みな聖樹に吊られてをりぬ羽持てど 堀田季何【季語=聖樹(冬)】

  12. 大氷柱折りドンペリを冷やしをり 木暮陶句郎【季語=氷柱(冬)】

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  5. 両の眼の玉は飴玉盛夏過ぐ 三橋敏雄【季語=盛夏(夏)】

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