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なにはともあれの末枯眺めをり 飯島晴子【季語=末枯(秋)】
なにはともあれの末枯眺めをり)飯島晴子 葉の先の方が枯れ細って、見るにも焦点を合わせきれないような感じ、それが「眺めをり」なのだろう。掲句で特徴的なのは「なにはともあれ」である。このような言葉を句に…
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よし切りや水車はゆるく廻りをり 高浜虚子【季語=葭切(夏)】
よし切りや水車はゆるく廻りをり高浜虚子 先週の続きで信州へ…
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鳴きし亀誰も聞いてはをらざりし 後藤比奈夫【季語=亀鳴く(春)】
鳴きし亀誰も聞いてはをらざりし)後藤比奈夫浪人時代、論文模…
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バー温し年豆妻が撒きをらむ 河野閑子【季語=年豆(冬)】
バー温し年豆妻が撒きをらむ河野閑子 今日は、2月3日金曜日…
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舌荒れてをり猟銃に油差す 小澤實【季語=猟銃(冬)】
舌荒れてをり猟銃に油差す)小澤實https://www.…
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待ち人の来ず赤い羽根吹かれをり 涼野海音【季語=赤い羽根(秋)】
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笠原小百合の「競馬的名句アルバム」【第4回】2010年/2011年エリザベス女王杯
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運動会静かな廊下歩きをり 岡田由季【季語=運動会(秋)】
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黒き魚ひそみをりとふこの井戸のつめたき水を夏は汲むかも 高野公彦
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イエスほど痩せてはをらず薬喰 亀田虎童子【季語=薬喰(冬)】
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みな聖樹に吊られてをりぬ羽持てど 堀田季何【季語=聖樹(冬)】
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大氷柱折りドンペリを冷やしをり 木暮陶句郎【季語=氷柱(冬)】