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寒木が枝打ち鳴らす犬の恋 西東三鬼【季語=寒木(冬)】
寒木が枝打ち鳴らす犬の恋西東三鬼(『変身』) 猫の恋は春の季語なのに犬の恋は季語にはならない。何故なら犬の発情期は季節を問わず年に1~2回ほどあるからである。昭和の頃であるが、私の故郷の村は犬の放し…
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初夢にドームがありぬあとは忘れ 加倉井秋を【季語=初夢(新年)】
初夢にドームがありぬあとは忘れ加倉井秋を一富士二鷹三茄子の…
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内装がしばらく見えて昼の火事 岡野泰輔【季語=火事(冬)】
内装がしばらく見えて昼の火事)岡野泰輔(句集「なめらかな世界の肉」(201…
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柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規【季語=柿(秋)】
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺)正岡子規もう数年前の事、筆者の…
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ラーメン舌に熱し僕がこんなところに 林田紀音夫
ラーメン舌に熱し僕がこんなところに林田紀音夫(『風蝕』1961年)…
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綿入が似合う淋しいけど似合う 大庭紫逢【季語=綿入(冬)】
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生きるの大好き冬のはじめが春に似て 池田澄子【季語=初冬(冬)】
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言葉がわからないので笑うてわかれる露草咲いてゐる 種田山頭火【季語=露草(秋)】
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鴨が来て池が愉快となりしかな 坊城俊樹【季語=鴨来る(秋)】
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ミステリートレインが着く猿の星 飯島章友
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天女より人女がよけれ吾亦紅 森澄雄【季語=吾亦紅(秋)】
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鶺鴒がとぶぱつと白ぱつと白 村上鞆彦【季語=鶺鴒(秋)】