ひとつ

  1. 或るときのたつた一つの干葡萄 阿部青鞋

    或るときのたつた一つの干葡萄阿部青鞋干葡萄というのはふだん、パンやクッキーに練り込まれていたり、袋にぎっしりと詰められていたりと、数個から数十個のセットで提供されることが多い。しかし、掲句はそのよう…

  2. バレンタインデー心に鍵の穴ひとつ 上田日差子【季語=バレンタインデー(春)】

    バレンタインデー心に鍵の穴ひとつ上田日差子(『忘南』) 日…

  3. 影ひとつくださいといふ雪女 恩田侑布子【季語=雪女(冬)】

    影ひとつくださいといふ雪女)恩田侑布子 人はなぜメジャーと…

  4. 夕空や日のあたりたる凧一つ 高野素十【季語=凧(春)】

    夕空や日のあたりたる凧一つ高野素十))やれやれ、とほっとし…

  5. 自動車も水のひとつや秋の暮 攝津幸彦【季語=秋の暮(秋)】

    自動車も水のひとつや秋の暮攝津幸彦(『攝津幸彦句集』1994年)…

  6. 秋天に雲一つなき仮病の日 澤田和弥【季語=秋天(秋)】

  7. のこるたなごころ白桃一つ置く 小川双々子【季語=白桃(秋)】

  8. 黄金週間屋上に鳥居ひとつ 松本てふこ【季語=黄金週間(夏)】

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