牡丹
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牡丹ていっくに蕪村ずること二三片 加藤郁乎
牡丹ていっくに蕪村ずること二三片)(加藤郁乎『牧歌メロン』1970年本日は加藤郁乎の句を取り上げる。掲句は蕪村の「牡丹散つて打ち重なりぬ二三片」を踏まえたパロディであろう。「蕪村ずる」という動詞化も…
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赤ばかり咲いて淋しき牡丹かな 稲畑汀子【季語=牡丹(夏)】
赤ばかり咲いて淋しき牡丹かな稲畑汀子先週の土曜日、鎌倉虚子…
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散るときのきてちる牡丹哀しまず 稲垣きくの【季語=牡丹(夏)】
散るときのきてちる牡丹哀しまず稲垣きくの 牡丹は開ききった…
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眼のなれて闇ほどけゆく白牡丹 桑田和子【季語=白牡丹(夏)】
眼のなれて闇ほどけゆく白牡丹桑田和子暗闇でだんだんと目は慣…