ハイクノミカタ

敷物のやうな犬ゐる海の家 岡田由季【季語=海の家(夏)】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: eye-2horikiri--1024x538.png

敷物のやうな犬ゐる海の家

岡田由季


カーペットのようなふさふさの毛の大きな犬が、暑さもあって、うっぷしている。人間はみな水着姿だというのに、犬はそういうわけにはいかないから、場違い感が半端ない。真夏にはあるはずのない「敷物=カーペット」という比喩が微笑を誘う。かわいい句なのだが、現実はさらに気温が一度ほど上昇しそう。『犬の眉』(2014.7 現代俳句協会新鋭シリーズ4)より。(堀切克洋)



【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 秋虱痼  小津夜景【季語=秋虱(秋)】
  2. ラガーらの目に一瞬の空戻る 阪西敦子【季語=ラガー(冬)】
  3. 船室の梅雨の鏡にうつし見る 日原方舟【季語=梅雨(夏)】
  4. 澁柿を食べさせられし口許に 山内山彦【季語=柿(秋)】
  5. 永き日や相触れし手は触れしまま 日野草城【季語=永き日(春)】
  6. どちらかと言へば麦茶の有難く  稲畑汀子【季語=麦茶(夏)】
  7. その朝も虹とハモンド・オルガンで 正岡豊
  8. デパートの旗ひらひらと火事の雲 横山白虹【季語=火事(冬)】

あなたへのおすすめ記事

連載記事一覧

PAGE TOP