
【冬の季語=初冬(11月)】十夜

浄土宗のお寺において、11月ごろに行われる秋の念仏行事。もともとは旧暦の10月5日夜から15日の朝まで、十日十夜にわたってお念仏をとなえる法要(「十日十夜法要」)だったため、現在は新暦の11月=初冬の季語とされる。季語としては「お十夜」「十夜法要」「十夜粥」「十夜婆」「十夜鉦」「十夜寺」「十夜僧」「十夜柿」などとしても用いられる。
【十夜(上五)】
十夜粥ぬくし本堂八方透き 桂信子
【十夜(中七)】
きざはしを十夜の追う嫗這ひのぼる 長谷川櫂
【十夜(下五)】
ぼんやりと犬は眼を開け十夜寺 山口昭男