【夏の季語】桑の実

【夏の季語=仲夏(6月)】桑の実

5-6月ごろになると「」は小さな実を実らせる。最初は赤く、いずれは黒くなる。
つぶれたあとの黒い液体は手につくとなかなかとれない。歴史的仮名遣いは「くはのみ」。
芭蕉の句に〈桑の実や花なき蝶の世捨て酒〉がある。まだ談林風の機知による句で、桑門(僧門)に入るという縁語から「世捨て」というイメージが引き摺り出されている。原句は国字の「椹」が使われている。


「マルベリー」とも呼ばれ、近年はスーパーフードの一種として注目されている。ビタミンCとカリウムが豊富。
カリウムは体内の塩分排出を促進し、むくみに効果があるとされている。また、高い抗酸化力が期待されるアントシアニンも豊富に含まれているため、老化防止にもいい。


【桑の実(上五)】
桑の実や馬車の通ひ路ゆきしかば 芝不器男

【桑の実(中七)】

【桑の実(下五)】

【ほかの季語と】
母の日もふるさと遠し桐の花 行方克巳

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