黒板にあしたの予定虹二重 藺草慶子【季語=虹(夏)】


黒板にあしたの予定二重
藺草慶子

今月から担当します、前田です。よろしくお願いいたします。
テーマは「学校」です。
さて、この句ですが、上五中七までは誰もが分かる句だと思います。僕の経験だと黒板の左上、学校によっては黒板外の左右どちらか、または教室の後ろの黒板に予定表があると思います。そして、担任の好みで、主に以下のパターンに分かれます。
①担任が自分で書く
②担任が「国語」や「社会」など、ラミネート加工されているものを貼る
③児童・生徒が書く
④児童・生徒が貼る

僕自身は、どれもやったことがあります。児童は係活動として、または日直の仕事としてやってもらいました。今現在は、ホワイトボードに自分で放課後か朝に書いてます。
この句の凄いところは、やはり下五の「虹二重」だと思います。低学年の担任だったら「明日の天気はどうなると思いますか。」と、発問したくなります。「晴れだと思う人ー(はーい)」「雨だと思う人ー(はーい)」とかやりたいです。
ちなみに天気の移り変わり(西から東に移る)は、5年生の理科で学習します。
また、普段から子どもと関わっていると、自分の子どもの頃を思い出したり、追体験したりすることがあります。大人と子どもという構図と「二重」のあたりも、響き合っているような気がします。

今後も学校現場の今を伝えていければと思います。

前田拓


【執筆者プロフィール】
前田 拓(まえだ・たく)
昭和63年生まれ、北海道函館市出身。令和元年「炎環」入会、令和三年炎環新人賞、令和八年星野立子新人賞。現在、「炎環」同人、俳人協会会員。



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