
【夏の季語=三夏(5-7月)】雷
「かみなり」または「らい」と2音で読ませる。いずれにしても、雲と雲との間、あるいは雲と地上との間に起こる放電現象を指す。「鳴神」「はたた神」「いかづち」などとも。遠くでまだ小さく鳴っているのは「遠雷」。夜や夕方ではなく、明るいなか鳴る雷は「日雷」。「夕立」などの強い雨を伴うこともある(「雷雨」)。「稲妻」は秋の季語となる。その他の季節では、「春雷」、「冬の雷」「寒雷」。

【雷(上五)】
雷をおそれぬ者はおろかなり 良寛
雷に賢聖障子震ひけり 石井露月
雷落ちて八十年を顧る 後藤夜半
雷去るや鍋に膨らむ浸し豆 鶴川和子
雷が落ちてカレーの匂ひかな 山田耕司
【雷(中七)】
隠岐の牛島打つ雷にたぢろがず 南光翠峰
【雷(下五)】
千住の化ケ煙突や雷きざす 三好達治
腿高きグレコは女白き雷 三橋敏雄
お流れとなりし客間の日雷 澁谷 道
青空の極みはくらし日雷 茨木和生
新聞のゲラ持ち走り夜の雷 津野陽子
検査値の朱き傍線日雷 名取光恵
【その他】