ハイクノミカタ月野ぽぽな

  1. 胴ぶるひして立春の犬となる 鈴木石夫【季語=立春(春)】

    胴ぶるひして立春の犬となる鈴木石夫今日は〈立春〉。二十四節気の一つで節分の翌日。冬至と春分の中間にあたり、〈立春〉から立夏の前日までが暦の上での「春」となる。寒が明けたばかりで、まだ寒さは厳しいが、…

  2. 底冷えを閉じ込めてある飴細工 仲田陽子【季語=底冷(冬)】

    底冷えを閉じ込めてある飴細工仲田陽子冬の体感をあらわす季語…

  3. 天狼やアインシュタインの世紀果つ 有馬朗人【季語=天狼(冬)】

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  4. マフラーの長きが散らす宇宙塵 佐怒賀正美【季語=マフラー(冬)】

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  8. 南天のはやくもつけし実のあまた 中川宋淵【季語=南天の実(冬)】

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  10. 冬銀河旅鞄より流れ出す 坂本宮尾【季語=冬銀河(冬)】

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