
【夏の季語=三夏(5ー7月)】目高
メダカ(目高)は、飼育が簡単であるため、金魚と同様に観賞魚として古くから日本人に親しまれてきた小型の淡水魚。ヨーロッパには、江戸時代に来日したシーボルトにより、1823年に初めて報告された。目が大きく、頭部の上端から飛び出していることが、名前の由来になっている。

【目高(上五)】
目高立体誰彼の肝見透しに 中村草田男
目高より大きな餌を与へけり 稲畑汀子
【目高(中七)】
水底の明るさ目高みごもれり 橋本多佳子
手招かれゆけば緋目高散りにけり 波多野爽波
熱の子のため目高ども追ひ歩く 辻田克己
先頭の目高とまりてみなとまる 落合水尾
錆釘の如く目高をばらまける 行方克巳
【目高(下五)】
菱の中に日向ありけり目高浮く 村上鬼城
【ほかの季語と】
両眼に寒の目高の溢れたり 永田耕衣
初夏や目高が石にへばりつく 阿部青鞋
水澄むや目高こまかくなるばかり 森澄雄