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  1. 大根の花まで飛んでありし下駄 波多野爽波【季語=大根の花(春)】 

    大根の花まで飛んでありし下駄)波多野爽波『骰子』見たままをただ書いたようなとぼけた味わいのある句だ。さらっと書かれているようで「大根の花」という日常に根差した慎ましい花に「下駄」というアイテムがよく…

  2. ある年の子規忌の雨に虚子が立つ 岸本尚毅【季語=子規忌(秋)】

    ある年の子規忌の雨に虚子が立つ岸本尚毅虚子の心中を慮る句で…

  3. 盥にあり夜振のえもの尾をまげて   柏崎夢香【季語=夜振(夏)】

    盥にあり夜振のえもの尾をまげて柏崎夢香(かしわざき・むこう))…

  4. ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき 桂信子【季語=梅雨(夏)】

    ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき桂信子(『女身』) 梅雨の…

  5. 冷やっこ試行錯誤のなかにあり 安西水丸【季語=冷やっこ(夏)】

    冷やっこ試行錯誤のなかにあり安西水丸))久しぶりに図書館へ…

  6. いけにえにフリルがあって恥ずかしい 暮田真名

  7. ハナニアラシノタトヘモアルゾ  「サヨナラ」ダケガ人生ダ 井伏鱒二

  8. 父の日やある決意してタイ結ぶ 清水凡亭【季語=父の日(夏)】

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