けり
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直立の八月またも来りけり 小島健【季語=八月(秋)】
直立の八月またも来りけり()小島健作者の深い思いと詩魂が結晶した〈直立の八月〉が強く心に響き、読んだとたんに、この〈八月〉が、1945年の太平洋戦争終結に始まる〈八月〉であることが伝わってくる。…
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もろ手入れ西瓜提灯ともしけり 大橋櫻坡子【季語=西瓜提灯】
もろ手入れ西瓜提灯ともしけり大橋櫻坡子(『引鶴』1952年)…
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夾竹桃くらくなるまで語りけり 赤星水竹居【季語=夾竹桃(夏)】
夾竹桃くらくなるまで語りけり赤星水竹居(あかほし・すいちくきょ)…
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蟭螟の羽ばたきに空うごきけり 岡田一実【季語=蟭螟(夏)】
蟭螟の羽ばたきに空うごきけり岡田一実龍とか、鳳凰とか、麒麟…
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蚊を食つてうれしき鰭を使ひけり 日原傳【季語=蚊(夏)】
蚊を食つてうれしき鰭を使ひけり日原傳最初に断っておくが、こ…
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わが影を泉へおとし掬ひけり 木本隆行【季語=泉(夏)】
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さへづりのだんだん吾を容れにけり 石田郷子【季語=囀(春)】
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ソーダ水方程式を濡らしけり 小川軽舟【季語=ソーダ水(夏)】