けり

  1. 冬の水突つつく指を映しけり 千葉皓史【季語=冬の水(冬)】

    冬の水突つつく指を映しけり千葉皓史 先に待ち合わせ場所に来ている友人の背後から「わっ!」と言ってびっくりさせようとそっと近づく。しかしその姿はガラス戸にすべて映っていてバレていた。今回とりあげた句か…

  2. あたゝかき十一月もすみにけり 中村草田男【季語=十一月(冬)】

    あたゝかき十一月もすみにけり中村草田男今週に入って少しづつ…

  3. 「十六夜ネ」といった女と別れけり 永六輔【季語=十六夜(秋)】

    「十六夜ネ」といった女と別れけり永六輔 高校時代、ありがと…

  4. さういへばもう秋か風吹きにけり 今井杏太郎【季語=秋風(秋)】

    さういへばもう秋か風吹きにけり今井杏太郎甲子園の決勝を見て…

  5. 瀧見人子を先だてて来りけり 飯島晴子【季語=滝見(夏)】

    瀧見人子を先だてて来りけり)飯島晴子 この「子」は何も小さ…

  6. 祭笛吹くとき男佳かりける 橋本多佳子【季語=祭笛(夏)】

  7. 昼顔もパンタグラフも閉ぢにけり 伊藤麻美【季語=昼顔(夏)】

  8. 田を植ゑるしづかな音へ出でにけり 中村草田男【季語=田植(夏)】

  9. 卯月野にうすき枕を並べけり 飯島晴子【季語=卯月(夏)】

  10. 遠き屋根に日のあたる春惜しみけり 久保田万太郎【季語=春惜しむ(春)】

  11. 赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐【季語=椿(春)】

  12. さくら餅たちまち人に戻りけり 渋川京子【季語=桜餅(春)】 

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