こと

  1. きつかけはハンカチ借りしだけのこと 須佐薫子【季語=ハンカチ(夏)】

    きつかけはハンカチ借りしだけのこと須佐薫子(『復活』) 世の中には気の利く男性がいるものである。泣いている女性にさり気なくハンカチを差し出す男性。これは、女性の憧れである。本来、ハンカチは女性が持つ…

  2. 来たことも見たこともなき宇都宮 /筑紫磐井

    来たことも見たこともなき宇都宮)筑紫磐井ハイクノミカタ、再…

  3. 白魚のさかなたること略しけり 中原道夫【季語=白魚(春)】

    白魚のさかなたること略しけり中原道夫鮮やかなウィットである…

  4. 龍の玉深く蔵すといふことを 高浜虚子【季語=龍の玉(新年)】

    龍の玉深く蔵すといふことを高浜虚子いわゆる名句である。…

  5. 馴染むとは好きになること味噌雑煮 西村和子【季語=雑煮(新年)】

    馴染むとは好きになること味噌雑煮西村和子(『かりそめならず』)…

  6. 水遊とはだんだんに濡れること 後藤比奈夫【季語=水遊(夏)】

  7. 春の水とは濡れてゐるみづのこと 長谷川櫂【季語=春の水(春)】

  8. 切腹をしたことがない腹を撫で 土橋螢

  9. サイネリア待つといふこときらきらす 鎌倉佐弓【季語=サイネリア(春)】

  10. 海鼠噛むことも別れも面倒な 遠山陽子【季語=海鼠(冬)】

  11. さまざまの事おもひ出す桜かな 松尾芭蕉【季語=桜(春)】

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