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  1. 黒鯛のけむれる方へ漕ぎ出づる 宇多喜代子【季語=黒鯛(夏)】

    黒鯛のけむれる方へ漕ぎ出づる宇多喜代子(『宇多喜代子俳句集成』)故郷の家のすぐそばに潮の上がってくる川があって、子どもの頃に釣りなどをしてさんざん海や川に親しんで育ってきた経験からの勝手な印象なのだ…

  2. 行く雁を見てゐる肩に手を置かれ 市村不先【季語=行く雁(春)】

    行く雁を見てゐる肩に手を置かれ市村不先 今日は、2023年…

  3. 逢曳や冬鶯に啼かれもし 安住敦【季語=冬鶯(冬)】

    逢曳や冬鶯に啼かれもし安住敦(『筑摩文学全集』) 冬の鶯は…

  4. 山茶花のくれなゐひとに訪はれずに 橋本多佳子【季語=山茶花(冬)】

    山茶花のくれなゐひとに訪はれずに橋本多佳子(『信濃』) 小…

  5. 待ち人の来ず赤い羽根吹かれをり 涼野海音【季語=赤い羽根(秋)】

    待ち人の来ず赤い羽根吹かれをり涼野海音(『一番線』) 赤い…

  6. 誕生日の切符も自動改札に飲まれる 岡田幸生

  7. 稻光 碎カレシモノ ヒシメキアイ 富澤赤黄男【季語=稲光(秋)】

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