正木ゆう子
-
息触れて初夢ふたつ響きあふ 正木ゆう子【季語=初夢(新年)】
息触れて初夢ふたつ響きあふ正木ゆう子(『水晶体』) どんなに眠れない夜でも人の寝息を聞いていると眠れることを知ったのは、十歳の頃である。それまで一緒の部屋だった三つ年上の姉が、自分の部屋を持ちたいと…
-
露地裏を夜汽車と思ふ金魚かな 攝津幸彦【季語=金魚(夏)】
露地裏を夜汽車と思ふ金魚かな攝津幸彦難解と言われているのを…
-
「野崎海芋のたべる歳時記」わが家のオムライス
わが家のオムライスOmurice à la maison…
-
やがてわが真中を通る雪解川 正木ゆう子【季語=雪解川(春)】
やがてわが真中を通る雪解川正木ゆう子句の細部に目が留まる前…
-
俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第27回】熊本・江津湖と中村汀女
【第27回】熊本・江津湖と中村汀女広渡敬雄(「沖」「塔の会」)…
-
「野崎海芋のたべる歳時記」鶏皮ポン酢
-
趣味と写真と、ときどき俳句と【#10】食事の場面
-
水の地球すこしはなれて春の月 正木ゆう子【季語=春の月(春)】
-
「野崎海芋のたべる歳時記」春にんじんのキャロット・ラペ
-
【巻頭言】地球を損なわずに歩く――〈3.11〉以後の俳句をめぐる断想