田中裕明
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鳥の巣に鳥が入つてゆくところ 波多野爽波【季語=鳥の巣(春)】
鳥の巣に鳥が入つてゆくところ)波多野爽波『鋪道の花』何度読んでも気持ちのよい句だ。「鳥」というざっくりした把握と「入」るという無機質な言い方は、あたかも観察者がいないかのような、句だけがそこに浮かん…
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古きよき俳句を読めり寝正月 田中裕明【季語=寝正月(新年)】
古きよき俳句を読めり寝正月田中裕明普段忙殺されていると、正…
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目のなかに芒原あり森賀まり 田中裕明【季語=芒(秋)】
目のなかに芒原あり森賀まり田中裕明(『夜の客人』) 作者の…
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くらき瀧茅の輪の奥に落ちにけり 田中裕明【季語=茅の輪(夏)】
くらき瀧茅の輪の奥に落ちにけり田中裕明夏越の祓は、陰暦六月…
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鶯や米原の町濡れやすく 加藤喜代子【季語=鶯(春)】
鶯や米原の町濡れやすく)加藤喜代子(「霜天」))米原は主要…
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ゆる俳句ラジオ「鴨と尺蠖」【第9回】
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ここまでは来たよとモアイ置いていく 大川博幸
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俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第10回】水無瀬と田中裕明
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好きな繪の賣れずにあれば草紅葉 田中裕明【季語=草紅葉(秋)】
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渚にて金澤のこと菊のこと 田中裕明
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食欲の戻りてきたる子規忌かな 田中裕明【季語=子規忌(秋)】
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悉く全集にあり衣被 田中裕明【季語=衣被(秋)】