1. 水底に届かぬ雪の白さかな 蜂谷一人【季語=雪(冬)】

    水底に届かぬ雪の白さかな)蜂谷(はちや)一人(はつと)(『青でなくブルー』所収) 「選は創作なり」と虚子は述べたが生きていくこと自体が選択の連続だ。「どうして私がこんな目に?」ということがあ…

  2. 虹の空たちまち雪となりにけり 山本駄々子【季語=雪(冬)】

    虹の空たちまち雪となりにけり山本駄々子やまもと・だだしまさとし))…

  3. オリヲンの真下春立つ雪の宿 前田普羅【季語=春立つ(春)】

    オリヲンの真下春立つ雪の宿前田普羅(『普羅句集』昭和5年 辛夷社)…

  4. 蔓の先出てゐてまろし雪むぐら 野村泊月【季語=雪むぐら(冬)】

    蔓の先出てゐてまろし雪むぐら野村泊月(のむらはくげつ)()))…

  5. 人の世に雪降る音の加はりし 伊藤玉枝【季語=雪(冬)】

    人の世に雪降る音の加はりし伊藤玉枝今年の当地の初雪は10月…

おすすめ記事

  1. 初春の船に届ける祝酒 中西夕紀【季語=初春(新年)】
  2. 【新年の季語】七種(七草)【節句】
  3. 香水の一滴づつにかくも減る 山口波津女【季語=香水(夏)】
  4. 食欲の戻りてきたる子規忌かな 田中裕明【季語=子規忌(秋)】
  5. t t t ふいにさざめく子らや秋 鴇田智哉

Pickup記事

  1. 日まはりは鬼の顔して並びゐる 星野麦人【季語=向日葵(夏)】
  2. 【第23回】新しい短歌をさがして/服部崇
  3. 【冬の季語】冬眠
  4. 【春の季語】桜
  5. 魚のかげ魚にそひゆく秋ざくら 山越文夫【季語=コスモス(秋)】
PAGE TOP