かな
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恋の句の一つとてなき葛湯かな 岩田由美【季語=葛湯(冬)】
恋の句の一つとてなき葛湯かな岩田由美(『春望』) 子供の頃、手足が冷えて眠れない私に母が葛湯を吹いてくれた。葛湯とは、葛の根から採った澱粉を湯で溶いてとろみを出し、砂糖を加えて甘くした飲み物である。…
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とつぷりと後ろ暮れゐし焚火かな 松本たかし【季語=焚火(冬)】
とつぷりと後ろ暮れゐし焚火かな松本たかし(『松本たかし句集』)…
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菊人形たましひのなき匂かな 渡辺水巴【季語=菊人形(秋)】
菊人形たましひのなき匂かな)渡辺水巴 尊敬する先輩に『続・…
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手を入れてみたき帚木紅葉かな 大石悦子【季語=紅葉(秋)】
手を入れてみたき帚木紅葉かな大石悦子(「新版角川俳句大歳時記 秋」)…
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つぶやきの身に還りくる夜寒かな 須賀一惠【季語=夜寒(秋)】
つぶやきの身に還りくる夜寒かな)須賀一惠 年に一度群馬県立…
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手に負へぬ萩の乱れとなりしかな 安住敦【季語=萩(秋)】
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淋しさに鹿も起ちたる馬酔木かな 山本梅史【季語=鹿(秋)】
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笠原小百合の「競馬的名句アルバム」【第3回】2010年神戸新聞杯
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帰るかな現金を白桃にして 原ゆき【季語=白桃(秋)】
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向いてゐる方へは飛べぬばつたかな 抜井諒一【季語=飛蝗(秋)】
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なく声の大いなるかな汗疹の児 高浜虚子【季語=汗疹(夏)】
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利根川のふるきみなとの蓮かな 水原秋櫻子【季語=蓮(夏)】