夏の季語

【夏の季語】梅雨明

梅雨」が終わった日、あるいは終わると見込まれる日。

かつての暦では「入梅」の約1か月後が「出梅」とされていた。

梅雨が明けると、いよいよ夏本番となる。

梅雨(が)明ける」と動詞的に用いられることもある。


【梅雨明(上五)】
梅雨明の大神鳴や山の中 日野草城
梅雨あけの鎌倉くらき旋風かな 石橋秀野
梅雨明けのただちに蟻の影の道 井沢正江
梅雨明けや深き木の香も日の匂 林翔
梅雨明けの鶏を追ふ歩幅かな 今井聖

【梅雨明(中七)】

【梅雨明(下五)】

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