
【秋の季語=初秋(8月)】処暑
二十四節気の第18番目。
現在広まっている定気法では太陽黄経が150度のときで8月22日・23日ごろに当たる。
多くの作物にとって収穫前の追い上げの時期であり、「二百十日」「二百二十日」とともに「台風」襲来の特異日とされている。
*二十四節気の流れは、「立春」→「雨水」→「啓蟄」→「春分」→「清明」→「穀雨」→「立夏」→「小満」→「芒種」→「夏至」→「小暑」→「大暑」→「立秋」→「処暑」→「白露」→「秋分」→「寒露」→「霜降」→「立冬」→「小雪」→「大雪」→「冬至」→「小寒」→「大寒」。
【処暑(上五)】
処暑の風島人に島戻りけり 香江涼子
【処暑(中七)】
豆を煮る大鍋処暑の講の宿 皆川盤水
揺椅子や処暑の潮騒遠きより 水原春郎
【処暑(下五)】
落葉松の林に烟る処暑の雨 辻恵美子
【その他の季語と】