【夏の季語】守宮


【夏の季語=三夏(5-7月)】守宮

人家やその周辺の林などに生息する爬虫類。全長五~六センチで灰褐色。日本に定着した時期については不明だが、平安時代以降と考えられている。夜行性で昆虫を捕食する。足の指の表面が吸盤状になっていて、これによって壁や天井、窓などをはい回ることができる。「壁虎」「家守」という漢字を当てることもある。


【守宮(上五)】
守宮出て全身をもて考へる 加藤秋邨
守宮現れぬ雨の松江のなには館 星野麥丘人
守宮息吸ふはわれ息を吸ふ 橋閒石

【守宮(中七)】
灯ともりて守宮忽ち身を曲げぬ 阿波野青畝
あおざいの女に守宮鳴きにけり 有馬朗人
硝子戸に守宮をつたか居りなさい 澤好摩
硝子戸の守宮に花のやうな足 黒澤麻生子
てのひらを守宮と合わせたい星夜 神野紗希

【守宮(下五)】
初めての老眼鏡に守宮来る 山尾玉藻

【その他の季語と】
芭蕉葉の肋ふんばる守宮かな 阿波野青畝


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