【夏の季語】睡蓮


【夏の季語=晩夏(7月)】睡蓮

すいれん。多年生の水草であり、地下茎から長い葉柄を伸ばし、水面に浮水葉を浮かべる。夏頃、大型で水面上または水上に抜け出て開花する。花弁の色は白色、黄色、赤色、紫色などさまざま。世界中に分布し、50種ほどが知られるが、日本にはただ1種、ヒツジグサ(=「未草」)のみが自生する。スイレン(睡蓮)の名は本来はヒツジグサの漢名。


睡蓮を愛した画家といえば、フランスの画家クロード・モネが挙げられる。
晩年に目が見えなくなるまで、ジヴェルニーの庭で睡蓮を描き続けた。


【睡蓮(上五)】
睡蓮の一花のために水に寄る 桂信子
睡蓮に音たてて降る松の塵 波多野爽波
睡蓮の水に二時の日三時の日 後藤比奈夫
睡蓮を揺らす波その返し波 広渡敬雄
睡蓮やあをぞらは青生みつづけ 恩田侑布子
睡蓮のまどろみアダムとイブになる 瀬戸優理子

【睡蓮(中七)】
ナイル河の金の睡蓮ひらきけり 石原八束
眠り足りぬ日々に睡蓮水を吸ふ 山中広海

【睡蓮(下五)】

【自由律】
睡蓮そよげり袈裟まとわねばまだ少年  古沢太穂


関連記事