ハイクノミカタ太田うさぎ

  1. 鴨が来て池が愉快となりしかな 坊城俊樹【季語=鴨来る(秋)】

    鴨が来て池が愉快となりしかな坊城俊樹歳時記によると、「鴨来る」は「鴨渡る」と並んで「初鴨」の傍題だ。秋になると、鴨だけでなく大小さまざまの鳥が北方から渡って来る。白鳥や鷹、雁、鶴といった鳥たちの渡り…

  2. 【祝1周年】ハイクノミカタ season1 【2020.10-2021.9】

    2020年10月からスタートした「ハイクノミカタ」。【シーズン1】は、各曜日を7名…

  3. どの絵にも前のめりして秋の人 藤本夕衣【季語=秋(秋)】

    どの絵にも前のめりして秋の人藤本夕衣東京都現代美術館で開催…

  4. 少女期は何かたべ萩を素通りに 富安風生【季語=萩(秋)】

    少女期は何かたべ萩を素通りに富安風生先週、爽波の句について…

  5. 悲鳴にも似たり夜食の食べこぼし 波多野爽波【季語=夜食(秋)】

    悲鳴にも似たり夜食の食べこぼし波多野爽波富安風生にこんな句…

  6. 指は一粒回してはづす夜の葡萄 上田信治【季語=葡萄(秋)】

  7. 鶺鴒がとぶぱつと白ぱつと白 村上鞆彦【季語=鶺鴒(秋)】

  8. あづきあらひやひとり酌む酒が好き 西野文代【季語=小豆洗(秋)】

  9. 夫婦は赤子があつてぼんやりと暮らす瓜を作つた 中塚一碧楼

  10. 目薬に涼しく秋を知る日かな 内藤鳴雪【季語=秋(秋)】

  11. 金閣をにらむ裸の翁かな 大木あまり【季語=裸(夏)】

  12. 暑き夜の惡魔が頤をはづしゐる 佐藤鬼房【季語=暑し(夏)】

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  5. 萩にふり芒にそそぐ雨とこそ 久保田万太郎【季語=萩・芒(秋)】

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  4. 窓眩し土を知らざるヒヤシンス 神野紗希【季語=ヒヤシンス(春)】 
  5. 懐手蹼ありといつてみよ 石原吉郎【季語=懐手(冬)】
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