
【秋の季語=三秋(8月〜10月)】芋

日本語で「いも」といえば、「じゃがいも」「さといも」「さつまいも」など、さまざまないもが存在するが、季語として「芋」というときには「里芋」のことを指す。里芋が収穫される時期をよろこぶのが「芋の秋」。小芋を、皮のまま蒸して、その皮を剥いて食べる秋の酒肴は「衣被」である。「芋の露」などとその葉のことが読まれることも、また「芋虫」が詠まれることもまた秋。主に東北では「芋煮会」が催される。
【芋(上五)】
芋煮えてひもじきままの子の寝顔 石橋秀野
芋洗ふ猿よ日暮は淋しいぞ 桑原三郎
芋を剥く裏口遠く波を見て 桂信子
【芋(中七)】
子にもらふならば芋煮てくるる嫁 小川軽舟
手を拭きて芋の煮方を聞く電話 斉藤志歩
【芋(下五)】