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「野崎海芋のたべる歳時記」モワルー・オ・ショコラ

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モワルー・オ・ショコラ

Moelleux au chocolat


いつまでも寒さの残る春ですね。ことしもミモザのテーブルクロスを出しました。

南仏のプリント生地が大好きで、訪れるたびにいろいろな柄を買い集めましたが、ミモザのクロスは早春の今にぴったり。ちょうど南仏ではニースのカーニバルや、マントンのレモン祭りが開かれている時期でもあります。

バレンタインデーは過ぎてしまいましたが、チョコレートのデザートを。
モワルー・オ・ショコラ。スプーンを入れると中から半生のチョコレート生地がとろりと流れ出す、温かいチョコレートケーキです。
耐熱カップで短時間焼いたら、すぐにお皿に出して、盛りつけを。時間がたつと余熱で中まで固まってしまうので、大急ぎです。
冷たいバニラアイスと一緒に食べるのがおいしい。余寒の頃に作りたくなるおやつです。

ぱつと明るきはミモザの花のせゐ 後藤比奈夫

季語【ミモザ】【余寒】【残る寒さ】

*本記事は野崎海芋さんのInstagram( @kaiunozaki )より、ご本人の許可を得て、転載させていただいております。本家インスタもぜひご覧ください。


【執筆者プロフィール】
野崎 海芋(のざき・かいう)
フランス家庭料理教室を主宰。 「澤」俳句会同人、小澤實に師事。平成20年澤新人賞受賞。平成29年第一句集『浮上』上梓。俳人協会会員。



【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】

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