「天狼」

  1. もう逢わぬ距りは花野にも似て 澁谷道【季語=花野(秋)】

    もう逢わぬ距(へだた)りは花野にも似て澁谷道(『縷紅集』) 9月の頃にとある高原を訪れたことがある。ロープウェイで八合目まで登ると湿原が広がり、高山植物が群生していた。地上では見かけることのない、白…

  2. 葛の花むかしの恋は山河越え 鷹羽狩行【季語=葛の花(秋)】

    葛の花むかしの恋は山河越え鷹羽狩行(『月歩抄』) 葛の花と…

  3. 八月は常なる月ぞ耐へしのべ 八田木枯【季語=八月(秋)】

    八月は常なる月ぞ耐へしのべ八田木枯宇多喜代子の「八月の赤子…

  4. 香水の一滴づつにかくも減る 山口波津女【季語=香水(夏)】

    香水の一滴づつにかくも減る)山口波津女 7年前の夏、京都に…

  5. 無方無時無距離砂漠の夜が明けて 津田清子(無季)

    無方無時無距離砂漠の夜が明けて津田清子「無方無時無距離」と…

  6. 厨房に貝があるくよ雛祭 秋元不死男【季語=雛祭(春)】

  7. ひら/\と猫が乳吞む厄日かな 秋元不死男【季語=厄日(秋)】

  8. 太宰忌や誰が喀啖の青みどろ 堀井春一郎【季語=太宰忌(夏)】

  9. おでん屋の酒のよしあし言ひたもな 山口誓子【季語=おでん(冬)】

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