が
-
菜の花月夜ですよネコが死ぬ夜ですよ 金原まさ子【季語=菜の花(春)】
菜の花月夜ですよネコが死ぬ夜ですよ)金原まさ子娘が生まれてすぐの話。沐浴をさせていたら、ふと娘の乳首が白ニキビのように白くポツとなっているのを発見した。不安になり即検索したところ、それはどうやら「魔…
-
卒業の子らが机を洗ひ居る 山口草堂【季語=卒業(春)】
卒業の子らが机を洗ひ居る山口草堂この時期になると、「卒業の…
-
鳥の巣に鳥が入つてゆくところ 波多野爽波【季語=鳥の巣(春)】
鳥の巣に鳥が入つてゆくところ)波多野爽波『鋪道の花』何度読…
-
忘れゆくはやさで淡雪が乾く 佐々木紺【季語=淡雪(春)】
忘れゆくはやさで淡雪が乾く)佐々木紺忘れる、というのは脳の…
-
バー温し年豆妻が撒きをらむ 河野閑子【季語=年豆(冬)】
バー温し年豆妻が撒きをらむ河野閑子 今日は、2月3日金曜日…
-
流氷が繋ぐ北方領土かな 大槻独舟【季語=流氷(冬)】
-
セーターを脱いだかたちがすでに負け 岡野泰輔【季語=セーター(冬)】
-
完璧なメドベージェワが洟を擤む 秋尾敏【季語=水洟(冬)】
-
雪が降る千人針をご存じか 堀之内千代【季語=雪(冬)】
-
泣きながら白鳥打てば雪がふる 松下カロ【季語=白鳥・雪(冬)】
-
「ぺットでいいの」林檎が好きで泣き虫で 楠本憲吉【季語=林檎(秋)】
-
つきの光に花梨が青く垂れてゐる。ずるいなあ先に時が満ちてて 岡井隆