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さくらんぼ洗ひにゆきし灯がともり 千原草之【季語=さくらんぼ(夏)】
さくらんぼ洗ひにゆきし灯がともり千原草之(ちはら・そうし)一週お休みをいただきました。ようやく急に寒さが戻ったりしなくなった東京。梅雨入はもう少し先だそうで。いやはや、六月でございます。日の…
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甘き花呑みて緋鯉となりしかな 坊城俊樹【季語=緋鯉(夏)】
甘き花呑みて緋鯉となりしかな)坊城俊樹)お酒はあんまり飲ま…
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田螺容れるほどに洗面器が古りし 加倉井秋を【季語=田螺(春)】
田螺容れるほどに洗面器が古りし)加倉井秋を)小学生の頃、下…
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詠みし句のそれぞれ蝶と化しにけり 久保田万太郎【季語=蝶(春)】
詠みし句のそれぞれ蝶と化(け)しにけり久保田万太郎))「い…
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永き日や相触れし手は触れしまま 日野草城【季語=永き日(春)】
永き日や相触れし手は触れしまま日野草城(『昨日の花』) 俳…
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未婚一生洗ひし足袋の合掌す 寺田京子【季語=足袋(冬)】
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片影にこぼれし塩の点々たり 大野林火【季語=片影】
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幻影の春泥に投げ出されし靴 星野立子【季語=春泥(春)】
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南天のはやくもつけし実のあまた 中川宋淵【季語=南天の実(冬)】