1. さわやかにおのが濁りをぬけし鯉 皆吉爽雨【季語=爽やか(秋)】

    さわやかにおのが濁りをぬけし鯉皆吉爽雨 週末に体調を崩した。リハビリ代わりに散歩したいところだがまだ暑くて体力的にも無理がかかりそう。そこで懸案の部屋掃除に着手した。不要な書類がどっさりでてきた。い…

  2. きつかけはハンカチ借りしだけのこと 須佐薫子【季語=ハンカチ(夏)】

    きつかけはハンカチ借りしだけのこと須佐薫子(『復活』) 世…

  3. いつまでも死なぬ金魚と思ひしが 西村麒麟【季語=金魚(夏)】

    いつまでも死なぬ金魚と思ひしが)西村麒麟いつまでも死なない…

  4. 春の雁うすうす果てし旅の恋 小林康治【季語=春の雁(春)】

    春の雁うすうす果てし旅の恋小林康治(『玄霜』) 旅先での恋…

  5. 鳴きし亀誰も聞いてはをらざりし 後藤比奈夫【季語=亀鳴く(春)】

    鳴きし亀誰も聞いてはをらざりし)後藤比奈夫浪人時代、論文模…

  6. 恋さめた猫よ物書くまで墨すり溜めし 河東碧梧桐【季語=恋猫(春)】

  7. 大根の花まで飛んでありし下駄 波多野爽波【季語=大根の花(春)】 

  8. 福笹につけてもらひし何やかや 高濱年尾【季語=福笹(冬)】

  9. なぐさめてくるゝあたゝかなりし冬    稲畑汀子【季語=冬あたたか(冬)】

  10. つはの葉につもりし雪の裂けてあり     加賀谷凡秋【季語=雪(冬)】

  11. とつぷりと後ろ暮れゐし焚火かな 松本たかし【季語=焚火(冬)】

  12. 境内のぬかるみ神の発ちしあと 八染藍子【季語=神の旅(冬)】

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