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子燕のこぼれむばかりこぼれざる 小澤實【季語=子燕(夏)】
子燕のこぼれむばかりこぼれざる)小澤實 飛来・抱卵から成長して巣立つまでを見届けることの出来る燕の巣が生活圏に少なくとも三箇所ある。一箇所はビルにあったがそのビル自体の取り壊しが決っている。もう一箇…
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バー温し年豆妻が撒きをらむ 河野閑子【季語=年豆(冬)】
バー温し年豆妻が撒きをらむ河野閑子 今日は、2月3日金曜日…
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オルゴールめく牧舎にも聖夜の灯 鷹羽狩行【季語=聖夜(冬)】
オルゴールめく牧舎にも聖夜の灯)鷹羽狩行父の影響を受けてギ…
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胸の炎のボレロは雪をもて消さむ 文挾夫佐恵【季語=雪(冬)】
胸の炎(ほ)のボレロは雪をもて消さむ)文挾夫佐恵小学校の頃…
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してみむとてするなり我も日傘さす 種谷良二【季語=日傘(夏)】
してみむとてするなり我も日傘さす)種谷良二 ゴッホが好きな…
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紙魚の跡たどりて紙魚に逢はんとす 後藤夜半【季語=紙魚(夏)】
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春の雪指の炎ゆるを誰に告げむ 河野多希女【季語=春の雪(春)】
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愛断たむこころ一途に野分中 鷲谷七菜子【季語=野分(秋)】
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きりぎりす飼ふは死を飼ふ業ならむ 齋藤玄【季語=螽蟖(秋)】
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郭公や何処までゆかば人に逢はむ 臼田亜浪【季語=郭公(夏)】